2020.12.30(水)
Looking back on 2020
激動の2020年が終わろうとしています。
新型コロナウイルス感染症の流行というかつて経験したことの無い事態から、世の中が大きく変化した1年でした。
私たちの世界にもそのインパクトは強烈で、数多くのライブ、イベントの中止にはじまり、レコーディング、レッスンの休止・延期、配信へのシフト、プロジェクト参加に関わる健康管理の徹底など、音楽家として未だかつて経験したことのない変化が次々と巻き起こった1年でもありました。
2020年春 雑感。
「今こそ基本姿勢は崩さない」
「ここから始まる黎明期という意識」
「アンテナをしっかり張り、光る原石はまず手に取ってみる」
かつてのような通常の生活が戻っても、全てが1年前と同じ生活にはならないでしょう。
価値観も変わり、以前と同じことは「古い様式」となる新常識が定着していくでしょう。
自分もすでに変化し、またさらに変化するはずです。
同時に不変の部分にも焦点をあてて進むことが土台のしっかりした未来につながる。
そして、夜が明けた時にサプライズを持てる自分であれと言い聞かせながら夕闇を駆け抜けています。
たくさんの苦しみと悲しみのあった2020年。
それでも前に進み生き続ける私たちには、新しいチカラが躍動する新世界がきっと訪れると信じています。
2021年が、皆さまにとって素晴らしい1年となりますように。
そして、この苦難の時期に声をかけ、共に音を作ってくれた全ての人に感謝を込めて。
2020年12月30日
よしうらけんじ